出産前に起こる体の不調とその要因とは?【国分寺駅前整体院】

投稿日: #健康コラム

今回は、出産前に起こる様々な体の不調とその要因についてお話します。

また、妊娠中や出産後の体調管理やケアなども別コラムにも掲載しますので、併せて御覧頂きましたら幸いです。

妊娠中に起こりやすい症状。

先ず、妊娠中に御来院される方々に共通して起こる症状で特に多いのが、腰痛と肩こりです。

原因の一つとしては、妊娠中の姿勢です。

妊娠中の女性のお身体は様々な現象が起きています。

第1に新しい命の育み、第2に出産の為の準備です。

当たり前の事ですが、妊娠中のお母さんのお腹の中ではお子様はすくすくと成長していきます。

妊娠初期ではそこまで目立たないお腹も、妊娠中期になると張っていきます。

そうすると背筋を伸ばしたくてもお腹が張って苦しくなってしまう為、背中を丸めるような前傾気味になってしまい、どうしても姿勢は悪くなります。

このような姿勢の悪さにより、普段使用している筋肉に更に強い負荷がかかってしまい、常に筋肉に力が入っている状態が続いてしまうことにより腰痛や肩こりが起きてしまうのです。

また、妊娠をするとどうしてもお腹の赤ちゃんが気になり寝返りを打つ回数が減りがちになります。

そもそも寝返りは、長時間横になることによる筋肉の緊張を防ぐための動作です。

寝返りが少なくなることでより筋肉の緊張が抜けにくくなってしまうのです。

そして、身体を動かす回数も減り運動不足になり筋肉の緊張に拍車をかけるのです。

こうした様々な要因が重なり肩こり・腰痛を生み出すのです。

 

ここからは、体の仕組みを使い腰痛・肩こりの原因をお話します。

人間の骨は成人で約206個、赤ちゃんで約305個あります。

また、筋肉も約600あります。

更に靭帯や血管、神経、臓器などが合わさり、構成されて人間は成り立っています。

それぞれの組織が正しい位置にあり適切な稼動をしていたら問題はありませんが、人間はそれぞれの生活習慣があり、必ずしも常に身体に負荷をかけていない状態を維持できるわけではありません。

妊娠していたら尚更身体を動かしたり、正しい位置に身体の状態を維持するのは難しいです。

上記のような状態が長く続く事で、負荷がかかった筋肉の緊張や、姿勢の崩れから来る骨の歪みが起こってしまうのです。

また、妊娠初期の身体では黄体ホルモンのプロゲステロン(※おっぱいや骨盤付近への血液の増強や妊娠中のほてり・疲労感の原因 )やリラキシン(靭帯を緩めやすくし、出産時の骨盤の開きを行いやすくする)などのホルモンが分泌されるので、そうしたホルモンの影響で疲労感や、関節の緩みにより身体が支えづらくなり普段より痛めやすい状態にあります。

こうした時にぎっくり腰などを起こしやすくします。

また、先に述べた妊娠中期~後期にかけてお腹が大きくなり猫背、または反り腰になりやすく、腰や肩の負担が増え腰痛・肩こりを起こしやすくなります。

この頃になると仰向けに寝るより、背中を丸めて横向きに寝る方が楽になり、背中を丸くすることによる骨の歪み、圧迫による筋肉の緊張を増長させるのです。

 

まとめ

妊娠中は上記のような理由で何かしらの不調は起きやすいものです。

その不調に対しての知識を知っておくことで、少しでも不安や疑問が解消されればと思います。

国分寺駅前整体院では、妊娠中や産後のケアを行い妊娠中のお辛さから解放され健やかなマタニティーライフをおくれるように、微力ながら御支え致します。

お悩みの方はお気軽にお問い合わせ下さい。

今、妊娠中の方々には、おめでとうございますとお伝えすると共に、これから妊娠を考えてる方・育児中の方・御家族様には、このコラムで少しでもお役に立てれば幸いです。

皆様の健やかな御健康をお祈り申し上げます。